Letters 恋愛のきっかけ 一通の手紙
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恋愛を忘れかけていた35歳独身女性が一枚の往復はがきをきっかけに、恋愛に目覚めていくラブストーリー vol. 2

幸せ
恋愛を忘れかけていた35歳独身女性が一枚の往復はがきをきっかけに、恋愛に目覚めていくラブストーリー vol. 1

前回までのあらすじ
15年ぶりの同窓会に気合を入れて行った主人公。くじ引きの席で、たまたま隣になった美容師の同級生に、髪の毛に触れられたのをきっかけに、ときめいてしまった。彼に近づきたい。連絡先を知りたいと思っていたが、邪魔者がいてなかなか近づけなかった。
目次(ページ内リンク)

二次会 彼の連絡先を知ることはできるのか?

二次会の席は自由だった。私は急いで彼を探した。けれど、元人気ナンバーワンがずっと彼にくっついていて離れない。彼も楽しそうに話している。子供もいるんだから早く帰れば良いのに…。早く帰れ〜と心の中で叫んだ。祈りが通じたのか、30分後、じゃあ、そろそろ帰るね〜と元ナンバーワンは帰って行った。よし、彼の近くに行こう。トイレに行ったふりをして、さり気なく近くに座った。お酒も入り、みんなテンションも上がってきた。
 
「東京のどこの美容院で働いてるの?」思い切って聞いた。「今度行ってみようかな〜。」「おう。俺が似合うヘアスタイルにしてやるよ。でも、東京だよ。遠いよ。」「大丈夫。私、東京で働いてるから。」「えっ?マジで?東京のどこ?」「池袋。」「俺の働いてる所は渋谷。」「じゃあ、今度行くよ〜。電話番号かアドレス教えてよ〜。」「じゃあ、これ。」と名刺をくれた。やった〜〜!名刺ゲット。それからは昔話で盛り上がった。なんとなく既婚者組と独身組に別れ、独身組はチャンスがあればという気持ちからか、みんな男と女の顔になっていた。次、三次会カラオケ行くよ〜という幹事の声で私は三次会に行った。

盛り上がってきた三次会 憧れの彼に急接近?

24時を過ぎたので、三次会はほとんどが独身だった。よし!邪魔者は消えた!と私は心の中でガッツポーズをした。ところが、お酒に酔ったおじさんが私に絡んでくる。おじさんと言っても同級生なのだが、近くの子にあの人誰?と聞いても誰もわからない位変わり過ぎている。本人に名前を聞くのも失礼だし…。でも、どうやら昔私の事が好きだったらしく、やたらと近づいてくる。一緒に歌おうよ〜と肩に手を回してくる。正直きもい。頭が痛いふりをして断った。ソファの端の方で頭を抱えていたら、「大丈夫?」と美容師の彼が声をかけてくれた。私は嬉しくて顔がにやけてしまいそうになったが、仮病だとも言えないのでそのまま痛いふりをした。さり気なく彼の肩にもたれた。あ〜幸せだぁ。このまま眠ってしまいたい…。と1人幸せな気持ちに包まれていたら、本当に眠ってしまった。

まさかの失態

「もう、みんな帰るって。」という彼の声で目が覚めた。やばい!私は焦った。いびきかいてなかったかなぁ。よだれ垂らしてなかったかなぁ。寝言言ってなかったかなぁ。あ〜なんて事だ。朝早くから気合いを入れて準備していたから疲れて眠ってしまったのだ。もう後悔しか残らない。恐る恐る聞いてみた。「あの〜、私静かに寝てた?」「うるさかったよ。いびき凄いし、このやろ〜とか寝言言ってたし、ストレス溜まってんじゃないの?」と笑いながら彼が言った。あー終わった。もうおしまいだ。ショックで立ち直れない。と思っていたら、「冗談だよ、静かに寝てたよ。」と言われ、全身の力が抜けてしまった。「今度お店に行くね。」と言ったら、彼は「おぅ。」と言い友達と帰って行った。

終わってしまった同窓会

すっかり目が覚めてしまった私は、車に乗せて来てくれた友達とお茶をしにファミレスに行った。私は美容師の彼にときめいてしまった事を友達に話した。友達は、「え〜っ⁈なんかチャラチャラしてるし、女の扱いに慣れてそうだし、浮気されそうで嫌だ〜。」と言った。まぁ、確かにそうだけど。この胸の感情は抑えられない。まぁ、一度美容院に行ってみれば?と友達も言ってくれたので、2人で作戦を考える事にした。

既婚者の友達は色々アドバイスをしてくれた。この歳であんまり強引に迫ると引かれるから気をつけた方が良い。メールも送り過ぎに注意。返信がないからと言って催促のメールをしない。好きですアピールをし過ぎない。あくまでも自然な感じで。おばさんぽくならない。何故なら、男の人はいつまでも若い方が好き。昔から知っているからといって、自分をさらけ出し過ぎてはいけない。同級生だから今さら格好つけてもしょうがないと思わず、初めて出会ってまだ日も浅い、初々しい、可愛らしい女性として振る舞いなさいという事のようだ。なるほど…。勉強になった。

つづく

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