Letters 恋愛のきっかけ 一通の手紙
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恋愛を忘れかけていた35歳独身女性が一枚の往復はがきをきっかけに、恋愛に目覚めていくラブストーリー vol. 3

美容院
恋愛を忘れかけていた35歳独身女性が一枚の往復はがきをきっかけに、恋愛に目覚めていくラブストーリー vol. 1
恋愛を忘れかけていた35歳独身女性が一枚の往復はがきをきっかけに、恋愛に目覚めていくラブストーリー vol. 2


前回までのあらすじ
15年ぶりの同窓会に気合を入れて行った主人公。くじ引きの席で、たまたま隣になった美容師の同級生に、髪の毛に触れられたのをきっかけに、ときめいてしまった。彼に近づきたいと思い、やっと願いが叶った3次会でまさかの爆睡をして同窓会が終わってしまった。友達とファミレスに行き、彼にもう一度会うための作戦を考えた。
目次(ページ内リンク)

彼にメールをしてみよう

同窓会から3日後、私は彼にメールをする事にした。
「同窓会、久しぶりにみんなに会えて楽しかったね。カラオケの時、私寝てしまってあまり話が出来なかったから、今度髪の毛切りに行った時、話が出来たら嬉しいな。いつ頃予約出来るかな?」1日経っても返信が来ない。2日経ってもまだ返信が来ない。でも、友達に催促メールをしてはいけないと言われたので我慢した。

忙しいのかな…もしかして無視されてる?
不安に思っていたら3日後返信が来た。

「同窓会お疲れ様!本当、楽しかったな。店に電話して予約して。その時俺指名してくれれば良いから。よろしく!」な〜んだ。普通のお客さんと同じ扱いか。予約とっといてあげるよ、とかそういう気遣いはないんだね。ちょっとがっかりしたけど、遅い時間にすれば、美容院が終わった後に一緒に食事出来るかなと考えて、予約受付時間ギリギリに予約した。

いざ、彼の働く美容院へ

予約の日、私はドキドキしながら美容院へ向かった。「いらっしゃいませ〜。ご予約の方ですか?お名前をお願いします。」若くてお洒落で感じの良い女の子だった。はぁ〜、彼はいつもこ〜んなに若くて可愛い子達に囲まれて仕事をしているのか…。私なんて相手にされるわけないな。どんなに頑張っても、若さにはかなわない。お肌もピチピチだし、もうすべてが別世界だ。もういい、開き直ろう!と思っていると、彼が来た。

「いらっしゃいませ。お荷物お預かりします。こちらへどうぞ。」笑顔で言った。か、か、格好いい。仕事をしている時の男性って何故かやたらと格好良くみえる。しかも、他の人に指示をテキパキと出していて、より一層惚れてしまった。さっきまで開き直ろうと思っていたのに、また私の心は乙女のようになってしまった。

「同窓会の時と全然違うじゃん。まつ毛盛ってないからかなぁ。メイクもそんなに濃くないし、化粧で化けるね〜。でも、俺はナチュラルな方が好きだけどなぁ。で、今日はどんな感じにする?」
「う〜ん、任せる。似合う髪型にして。」
「あ〜、でもカラーはしない方が良いなぁ。パーマもかけたばっかりだろ?」そうだった。彼に会いたいという思いだけで予約したが、同窓会の時にカラーもパーマもしたんだった。
「あっ、なんかイメチェンしたくて…。バッサリ切って短くしようかなぁと思ってさ…。」なんとかごまかした。
「何⁈彼氏にでもふられたの〜?」笑いながら彼が言った。
「違うよ〜。彼氏なんていないもん。ただ、今の髪型に飽きただけだよ。」
「そう?じゃあカットとトリートメントだけで良いかな?」
「お願いします。」
「じゃあ、髪の毛洗うからこちらへどうぞ。」


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彼に再び髪の毛に触れられて・・・

彼に髪の毛を洗ってもらっている。いつもより、何倍も気持ち良い。適度な力加減で、上手いなぁと感心してしまった。
「上手いね〜。」と言うと
「何年やってると思ってんだよ。もう15年だよ。上手いに決まってんだろ〜。」
「結婚したら奥さん幸せだね。毎日こんなに気持ち良く髪の毛洗ってもらえて。」
「勘弁してよ〜。何で家に帰ってまで仕事しなきゃいけないんだよ。」
「そっか。そうだよね。」な〜んだ、残念。毎日洗ってもらえたら幸せだろうな〜と思っていたが、世の中そんなに甘くない。そりゃそうだよね。
 
そして、髪の毛を切ってもらいながら、同窓会の話で盛り上がった。やっぱり昔を知ってる人って安心出来る。同級生って良いなぁと改めて感じた私は、思い切って聞いてみた。「ねぇねぇ、そういえば結婚してないんだよね?彼女はいないの?」
「あ〜、う〜ん。今はいない。」私は心の中でガッツポーズをした。
「へぇ、そうなんだ。美容師さんてモテそうだけどね。」
「そんな事ないよ。出会いも少ないしね。」
「意外だなぁ。お客さんとか、若い人たくさん来るんじゃないの?」
「美容師目当てに来るか?普通。」ここにいますけど…。とは言えないので「そうかなぁ。」と、言葉を濁しておいた。
 
「はい、出来上がり。どう?」
「うん。今までロングが多かったけど、軽くなってお手入れも簡単そう。ありがとう。」
「じゃあ、またお待ちしております。」私はこの後ご飯でも…と言いたい所だったけど、友達からあんまりガンガン攻めるなと言われていたので、我慢して帰った。

彼女がいない事がわかった私は、より一層気合が入った。次はどんな作戦で彼に近づこう・・・

つづく

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