Letters 恋愛のきっかけ 一通の手紙
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恋愛を忘れかけていた35歳独身女性が一枚の往復はがきをきっかけに、恋愛に目覚めていくラブストーリー vol. 7

手料理
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前回までのあらすじ
15年ぶりの同窓会に気合を入れて行った主人公。くじ引きの席で、たまたま隣になった美容師の同級生に、髪の毛に触れられたのをきっかけに、ときめいてしまった。彼にもう一度会うため、彼の働いている美容院に初めて行った主人公、仕事をしている姿にときめきが止まらない。何とか二人きりで会うチャンスを作るため、偽の飲み会を計画。作戦は成功し、二人でカラオケへ…。徐々に距離を近付けていく主人公と彼。遊園地へ行き、今度は水族館へ。しかし待ち合わせの時熱があった私は、彼に家まで送ってもらい、看病してもらった。今度はその御礼をするため手料理を振る舞う事に・・・。
目次(ページ内リンク)

一人暮らしのわたしが初めて彼におもてなしの手料理を作った

「ピンポーン。」来た来た!
「どうぞ〜。」
「お邪魔しま〜す。あ〜疲れた。お腹空いたよ〜。」
「そこに座ってて。すぐ温めるから。」
「なんかこの前来た時より部屋が綺麗になってるな。」
「すみませんね〜。この前は出かけるからバタバタしてて…。いつもは綺麗にしてるんだよ。」
「ふ〜ん。」
「はい、どうぞ。」
「おっ、美味そう!いただきます。」そう言って彼は食べ始めた。
「どう?お口に合いますか?」
「うん、美味い!久しぶりに家庭料理食べた感じ。まじで美味い。」
「良かった。たくさん食べてね。」彼は用意した料理を全部食べ、
「本当、美味かった。ごちそうさま。」
「良かった。不味くて食べられないって言われたらどうしようかと思ったよ。こんなに食べてくれると作り甲斐があるね。また作ってあげるよ。何か食べたい物ある?」
「う〜ん、ハンバーグとかカレーとかロールキャベツとかなんでもいい。」
「子供みたいだね。もうおじさんなのに。」
「男はそんなもんだろ。あ〜お腹いっぱい。なんか眠くなってきたなぁ。」
「じゃあ、布団貸してあげるよ。寝ていけば?」
「そりゃあまずいだろ。おばさんだけど一応女性の一人暮らしなんだから。」
「おばさん⁈おばさんで悪かったね。」
「本当に眠くなっちゃうから帰るわ。ごちそうさま。」
「そう?じゃあ、またご飯食べたくなったらいつでも言って。」
「おう。」と言って帰っていった。

冷やかされるのもまんざらではない、仲良し同士のプチ同窓会

別に泊まっていっても良かったのになぁ。それにしても、よく食べてくれた。彼のハートを掴む事は出来たのか⁉︎でも、どうしても友達から一歩先に進まないんだよなぁ。良い感じになってるとは思うんだけど…。
 
数日後彼からメールが来た。
「来週の金曜の夜、プチ同窓会を池袋でやるから来ない?東京に住んでるヤツらで集まるんだけど、女子も何人か来るらしいよ。」
「メンバーによるなぁ。仲良い子がいれば行くけど…。」
「じゃあ、メンバー聞いとくよ。」という事で返事を待っていると、まぁまぁ仲の良かった子達だったので行く事にした。
 
プチ同窓会当日。男女6人で集まった。お互いの仕事とか、住んでる所とか、昔の話で盛り上がった。すると、だいぶ酔っ払ってきた1人の女の子が、
「なんかさぁ、あんた達付き合ってるの?」と私と彼を指差して言った。
「えっ?なんで?」と聞くと、
「な〜んかさっきから馴れ馴れしいっていうか、何かある感じがする〜。私、こういう感鋭いんだよね〜。」とにやにやしながら言った。
「何もね〜し。」彼が言った。
「あやしいなぁ。じゃあ、付き合っちゃえば良いじゃん。お互いもういい年なんだしさ。さっさと結婚しちゃえば⁇」
なんて良い事を言うんだこの子は‼︎ナイスフォローではないか‼︎私はちょっと嬉しかった。もっと色々言ってくれ〜と私は心の中で思った。
「この酔っ払い黙らせろよ!」彼がみんなに言った。
すると、他の男の子が「でもさぁ、ホント2人良い感じじゃん。」
「じゃあ、本当に付き合っちゃおうか⁇」私は彼に言った。
「バカ。」彼はちょっと顔を赤くしながら言った。私は、なんかちょっと彼との距離が近づいた気がした。
 
プチ同窓会は大盛り上がりで終わり、また近いうちに集まろうね〜という事になった。

意味深な彼のメールの意図は...

プチ同窓会から2日後、彼からメールが来た。
「話したい事があるから今度の火曜日の夜会えないかな。」
お〜っ‼︎これはもしかして、告白されるパターン⁇私はあえて何も聞かずに、
「いいよ。」とだけ返信した。

彼は本当に告白してくれるのだろうか・・・。

つづく

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