2021
先日、TVでお笑い芸人が「マッチングアプリ」に登録してデートをする密着するバラエティー番組を見ました。
この番組には家族社会学者の山田昌弘さんも出演されていました。
婚活をしているみなさん山田昌弘をご存じですか?
山田昌弘さんは「婚活」という言葉を生み出された方。
山田昌弘さんが「婚活」という言葉をはじえて唱えたのは『AERA』2007年11月5日号。
これより「婚活」という言葉が流行り、婚活をテーマにしたドラマや婚活パーティーが主流になりましたよね。
2007年、私はまだ20代で学生だったので当時は「結婚するために活動しないといけないの大変だなぁ。ま、私は運命の人と恋愛結婚するし婚活とは無縁かな」と無縁に考えていたのですが、29歳過ぎても30代に入っても結婚していないどころか結婚の予定もない。そして彼氏やボーイフレンドさえもいない。
婚活パーティーにもある程度参加したしオンライン婚活にも参加してもこれが私の現状。
模索していた時にバラエティー番組に山田昌弘さんが出演されていたのでこれもタイミング!ご縁!と思って、山田昌弘さんが書かれた『「婚活」時代』を手に取りました。
第1刷が2008年3月1日なのでデータなどは現在とは違いますが、婚活の根本は2020年現在も変わらないなぁと感じました。
「婚活」(結婚活動)とは就職活動のアナロジーとして作られた言葉だそうです。
昔は仕事も結婚も活動しなくても出来た時代だけれど、今は活動しないと結婚出来ない時代。
この本には婚活の時代背景も書かれているので勉強になります。
本の中で一番印象に残った言葉は「女性たちよ、狩りに出よ」です。
「女性に必要なのは、自分磨きはもう十分ですから、積極的に外に出ていくことです」。「逆狩猟時代」と書かれています。
出会いの場所を増やしなさい、というのは、婚活の先輩や婚活の本にも書かていることです。
あと出会うつもりがない場所でも婚活の意識が上がっていると恋愛オーラが出ているとのことでふと入ったカフェやBARでも声をかけられることもあるらしく(どの場所も出会いの場になるらしいです)結婚相談所に入会した方は結婚相談所で紹介された方ではなくカフェやBARで知り合った方とお付き合いして結婚するケースも少なくないと教えてもあったことがあります。
その方も出会いの数が大切、まず会わないとと言っていました。
今男性は昔のようにがつがつと口説く方もいないので女性が積極的にいってもいいですね。
あと大事だなと思った言葉は「高スペック男性を狙うにも、ちゃんと仕事をもっていることが、女性の婚活の必須条」。
上場企業のサラリーマン男性は「三十過ぎて全然貯金がないような女の子には恐怖を感じる」と思うようです。
私は仕事で取引先の役職のある方とお話しする機会がありますが、やはり同じレベルで話しをするには私自身の知識や経験、勉強がまだまだ必要だと感じますしもしパートナーになった場合は教養は必要だなと思います。
スペックのある人はそれなりの努力をしてその地位にいるのでその苦労を知っている人がいいですよね。
いいスペックの人に選ばれるためにはそれなりの努力が必要。
私は知識が全然足りないので現在勉強中です…(読書読書読書、勉強の日々)。
「入り口を入れる外見に!」とも書いてあったので外見もケアしましょう。
定期的に美容室に行って髪を整えたり、肌のケアも大事です。
あとはしわの入ったお洋服を着ないよう、今はユニクロでもしっかりしているので見た目にも投資が大切です。
この本には「再婚」や「過去縁」なども書かれいます。
再婚。
婚活をはじめて「再婚希望者」がけっこう多いことに気づきました。
それは私が30代に入ってターゲットの男性が40代も入ってきたのもあるかもしれませんが。
大手企業勤務や年収も安定しているのになぜこの人は独身なんだ?と思うと、だいたいの人が離婚しています。
別居していますが子持ちの方もいます。
20代では「離婚者」と会う機会は少なかったですが、私の婚活市場に「離婚者」の割合が増え始めると選択に入れたほうがいいのだろうか?と悩みます。
「過去縁」はその名の通り過去の縁。
学生時代の縁や前の職場の縁でお付き合い結婚に発展するケース。
昔は同窓会でお付き合いに発展するケースが多かったけれど、今はSNSがあるので初恋の人に連絡を取ってみるのもありかも。
(ちなみに私は社会人になってから高校の女の子の友達から「〇〇くんがゆりちゃんの連絡先を知りたいと言っているんだけど教えてもいい?」)と連絡が届いて連絡を取り始めたことがあります。
高校時代、実は両思いだったことが連絡を取り合って知りましたが学生時代と価値観が変わってお付き合いには発展しませんでした。
今でもいい友達として連絡を取っていますが。
この本を読んで婚活の成り立ちを知って改めてがんばろうと思いました。
婚活に悩んでいる方、「婚活」の言葉の原点である『「婚活」時代』ぜひお手に取ってみてくださいませ。