『負け犬の遠吠え』を読んで│アラサー婚活日記

アラサー婚活女性はこの本のタイトルを聞いたことがある人は大多数だと思います。
第一刷発行が2003年10月27日だそうで、当時この本が騒がれていた時はまだ小学生だったわたくし。
王様のブランチで取り上げられているのを見て大人って大変だな…私にはまだ先のことと思っていたのに、まさか私がこの本を必要とすることになるとは想像もしていませんでした。

著者が定義されている「負け犬」とは『どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」』ということ。
美人、仕事ができるは置いておいて30代以上・未婚・子ナシに当てはまっている…私も気づいたら負け犬の領域に入っておりました。

知識もなくこの本のページを開いてどんなことが書かれているのだろうと思ったら、12年前に書かれたとは思えない婚活市場やアラサーの日々のことが書かれていました。
婚活にうまくいかなくて、そもそも結婚とはなんだ?と思っていた時に読んでいたので著書である酒井さんの文章やエピソードが面白く笑えて最後はエールをいただいているようでうるっと涙しました。

p246に『「子供を産まないと、わからないことってあるのよ」という人がいるように、「負けになってみないと、わからないこと」だって、世の中にはきっとある、のだから』と書かれています、
結婚しない出来ない苦しみや葛藤もあって誰かと比較するとすっごくしんどいけれど、その分、人の痛みがわかったり幸せの意味を考えたり「結婚とは」という問いに長く考える時間もある。
日本は年齢で判断されたりするが、人の幸せは人それぞれのものであって判断や評価するものではないですよね。
それなのに「結婚は?」「一人はさみしいわよ」などなどありがたいことにおせっかいな人もたくさんいて(この場合、アドバイスではなくおせっかい)そう言われる度に「結婚してない自分はおかしいんだ」「誰にも必要とされていない」など思い落ち込むのですが、そう思う必要はないんですよね。
ひそかに婚活もしているし、こつこつと読書もして勉強もしている。現在の「結果」が結婚していないだけであってこの先は分からないですし。
20代後半にお付き合いしていた彼と結婚せずお別れをして(フラれた)今に至るわけですが、ご縁があってその彼氏と結婚するのもアリだったと思いますが、今はこの未婚で彼氏がいない時期、結婚に向き合う時期は必要だったと思います。
この先、彼氏が出来る約束もなく結婚出来る約束もないですが、自分を知るため(自分磨き)のためにこの時間が必要だったと思うのです。
数年婚活を続けていますが、いい報告が出来るようこつこつと積み上げていきます。
(このサイト管理しているトシキさんとは私が24歳の時に知り合って、その時の辛辣な助言は刺さらず(ごめんさない…あの時の自分にも叱って叩き込んでやりたい)「結婚なんていつでもできる!」と思っていたのですが、婚活迷子の32歳になりました。ありがたいことに関係も変わらず助言を頂けるのでありがたく婚活ノートに書きます。)

『負け犬の遠吠え』には負け犬にならないための十ヵ条も書かれているので、ぜひお手に取ってみて下さいね。